防災技術株式会社

流域土砂災害危険度評価システム

アメダスデータによる1カ月前から現在の降雨および1時間、2時間、3時間予測降雨をベースに流域斜面の安定性・流域流出量をリアルタイムで評価します。

  1. 降雨を入力として地下水を求めるためのメッシュタンクモデル
  2. 無限斜面の安定計算…これらを組み合わせたもの

システム概要

システム概要

計算の流れ

計算の流れ


水循環過程・過去時刻における計算1


水循環過程・過去時刻における計算2

斜面の安定計算

斜面の安定計算

画面説明

下記の画面はソルバー実行後の画面です。(起動画面ではありません)
ソルバー実行後画面

No 項目 説明
1 icon 設定画面を開きます。(「設定画面説明」参照)
2 下記のウィンドウが表示されて、表示画像を画像ファイルに保存します。
※保存できる形式はBMP、TIF、GIF、JPG、PNGです。
screen
3 icon 地図画像の表示位置を移動します。
4 icon 地図画像を拡大縮小します。
5 icon 流域を選択するポイントを設定します。(「流域選択」参照)
6 icon ソルバーを実行します。このボタンは流域を選択していない場合は使用できません。
ソルバー実行時にはDOSウィンドウが表示されます。
実行が終了すると、画面の「表示時間帯」以下の項目が使用可能になります。
7 透水層厚 透水層厚を単位(m)で指定します。(規定値:1.0)
8 粗度係数 粗度係数を単位(s/m**1/3)で指定します。(規定値:0.04)
9 透水係数 透水係数を単位(m/s)で指定します。(規定値:1E-3)
10 間隙率 間隙率を指定します。(無単位、規定値:0.3)
11 内部摩擦角 内部摩擦角を単位(degree)で指定します。(規定値:41.0)
12 粘着力 粘着力を単位(kgf/m**2)で指定します。(規定値:523.0)
13 浸透速度 浸透速度を単位(m/s)で指定します。(規定値:2.4E-6)
14 規定値に戻す 透水層厚~浸透速度を規定値に戻します。
15 落水線を表示する。 地図画面に落水線を表示します。(「落水線の表示」参照)
16 表示時間帯 現在及び1~3時間後の状態表示を選択します。
展開した場合、以下のように表示されます。
screen
17 安全領域を表示する。 チェックされていると安全領域(青色の部分)が表示されます。
18 危険領域を表示する。 チェックされていると危険領域(赤色の部分)が表示されます。
19 透過率 安全、危険領域の塗りつぶしの透過率を設定します。
20 表示更新 落水線を表示する~透過率の設定内容を地図画像に反映します。
21 ステータスバー 現在のおおよその縮尺、及びマウスカーソルがある地図の座標、標高値を表示します。

設定画面説明

設定画面

No 項目 説明
1 地図画像ファイル 地図画像ファイルを指定します。
2   ファイル名 地図画像ファイル名を入力します。
3 参照 下記のウィンドウが表示されて、地図画像を選択することができます。
選択できる形式は座標ファイル(ワールドファイル)がペアになったTIFファイルです。
座標ファイルの拡張子はTFWである必要があります。
4 座標系 画像ファイルの座標系を指定します。UTMまたは平面直角座標の場合は直交座標を選択してください。
5 標高データファイル 標高データファイルを指定します。
6   ファイル名 標高データファイル名を入力します。
7 参照 下記のウィンドウが表示されて、標高データファイルを選択することができます。
選択できる形式はARCExchangeファイル形式のファイルです。(拡張子TXT)
screen
8 座標系 標高データファイルの座標系を指定します。UTMまたは平面直角座標の場合は直交座標を選択してください。
9 雨量データファイル 過去、現在、未来雨量データファイルを指定します。
10   ファイル名 雨量データファイル名を入力します。
11 参照 下記のウィンドウが表示されて、雨量データファイルを選択することができます。
選択できる形式はCSVファイル形式のファイルです。(拡張子CSV)
screen
12 作業フォルダ 作業フォルダを指定します。
13   フォルダ名 作業フォルダ名を入力します。
14 参照 下記のウィンドウが表示されて、作業フォルダを選択することができます。
作業フォルダは空である必要はありませんが最低300MB以上の空き領域が必要です。(標高データの大きさによってそれ以上必要になる場合があります。)
screen
15 設定を初期化する。 設定内容をすべて空欄にします。
16 設定をファイルから呼び出す。 下記のウィンドウが表示されて、以前に保存した設定内容を呼び出すことができます。
screen
17 設定をファイルに保存する。 設定内容を上記17.で呼び出したファイルに保存します。
18 設定を別ファイルに保存する。 下記のウィンドウが表示されて、以前に保存した設定内容を呼び出すことができます。
screen
19 OK 設定内容のデータを呼び出し、メイン画面に地図画像の表示を行います。
20 キャンセル 設定内容のデータを呼び出さずにメイン画面に戻ります。
上記17、18で保存した内容は反映されます。

座標系について

本プログラムでは内部的にはすべて直交座標で処理します。
緯度経度が指定された場合、新・旧に従って回転楕円体(Bessel、またはGRS80)を選択しUTMに変換して処理しますので、画像、標高データでの緯度経度、UTMの混在は可能ですが誤差が発生する可能性があるので、できるだけあらかじめ直交座標系にあわせてから処理してください。
なお、平面直角座標、UTM座標の混在はできませんが、画像、標高ともに平面直角座標またはUTM座標に統一されている場合は座標系に直交座標を選択することで処理することができます。

流域選択

流域選択ボタンを選択するとマウスカーソルは上矢印(↑)の形に変わります。クリックすると、矢印の先端でクリックした場所に流れ込む流域を黄色の枠で選択します。
流域選択

落水線の表示

表示設定の「落水線を表示する。」をチェックすると標高データから落水線を表示することができます。
落水線の表示

雨量ファイルについて

  1. 過去降雨ファイル
    過去降雨ファイルは89日前から4日前までの日雨量を持ったCSVファイルです。 1カラム目がn日前をマイナス値で、2カラム目が日雨量をあらわします。
    例)
    過去降雨ファイル

  2. 現在降雨ファイル
    現在降雨ファイルは3日前から現時点までの時間雨量を持ったCSVファイルです。
    1カラム目が72時間前をマイナス値からはじめて当日分はプラス値で、2カラム目が時間雨量をあらわします。
    例)当日の午前4時までの時間雨量がわかっている場合。
    現在降雨ファイル

  3. 未来降雨ファイル
    未来降雨ファイルは3時間後までの時間雨量を持ったCSVファイルです。
    1カラム目が時間を、2カラム目が時間雨量をあらわします。(1時間後を0からはじめます)
    例)
    未来降雨ファイル

選択地点の流量について

本プログラムでは選択地点の流量などの表示は行っていませんが、ソルバー出力の下記ファイルに出力されています。

ファイル名: 作業フォルダ名¥rst\hst\outlet.txt
ファイル形式:テキストファイル
ファイルレイアウト:

1行目:現在時刻までの時間数が下記の形式で出力される。
     noutlet_now  ???   ←???は現在時刻までの時間数
2行目から???+1行まで:3日前からの時間ごとのデータ行が出力される。
???+2行目:現在時刻から何時間先までの未来時間があるかが下記の形式で出力される。
     noutlet_futu  ***   ←???は未来時間の時間数
???+3行目~***行後まで:未来時間のデータ行が出力される。
最終行:“eof”が出力される。

データ行は空白で区切られて、以下のデータが出力されます。

  • 時間間隔(時)
  • 降雨量累積(m**3)
  • 降雨量(m**3/時)
  • 第1層流出水量累積(m**3)
  • 第1層流出水量(m**3/時)
  • 第2層流出水量累積(m**3)
  • 第2層流出水量(m**3/時)
  • 第2層水量(m**3)
  • 第1層水量(m**3)
  • 蒸発量(m**3)
  • 第2層流出量(段落)(m**3)
  • 第1層流出量(段落)(m**3)